【そもそも解説】「政治とカネ」問題でよく聞く“政倫審”って何? 開かれれば15年ぶり!
■証人喚問や参考人招致とは何が違うのか?
国会議員に疑惑や問題が生じた際、国会で説明を求める場は「政倫審」の他にもあります。 その一つが「参考人招致」。参考人は、質疑者の要求、または理事の協議により、委員会の議決を経て委員長が招致し、出席、答弁することとされています。ただし、強制力はありません。 強制力のあるものが「証人喚問」。憲法の定める国政調査権と議院証言法に基づき、国会が証人を呼ぶことができるもので、うその証言をしたり、正当な理由なく出席を拒んだら、偽証罪・出頭拒否罪などの刑罰が科されます。 野党側は、原則非公開の政倫審は自民党側にとってもハードルが低く開催しやすいのではないかと見ていて、立憲の安住国対委員長も「徐々にハードルを上げて、最後は証人喚問まで徹底してやらせていただきたい」と徹底的に追及する姿勢を示しています。