iPhone受託生産の鴻海、AI需要追い風に利益33%増-予想上回る
(ブルームバーグ): 米アップルのスマートフォン「iPhone」を受託製造する台湾の鴻海精密工業の昨年10-12月(第4四半期)決算は、2四半期連続の増益となった。人工知能(AI)関連ハードウエアの販売好調が、iPhoneや電子製品の需要の弱さを十二分に補った。
10-12月期の純利益は前年同期比33%増の532億台湾ドル(約2500億円)。アナリスト予想の438億台湾ドルも上回った。売上高は5.5%減の1兆8500億台湾ドル。予想は1兆8300億台湾ドルだった。
同社の株価は今年に入り15%余り上昇。AIサーバーやハードウエアの旺盛な需要から恩恵を受けるとの観測が背景にある。
鴻海は今年1-3月(第1四半期)についても、売上高が再び減少すると予想。比較ベースとなる前年同期が新型コロナウイルス禍後の回復期で高水準だったことが影響している。
原題:IPhone Maker Hon Hai’s Profit Soars 33% As AI Demand Buoys Sales、Hon Hai 4Q Net Income Beats Estimates(抜粋)
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Jane Lanhee Lee