専門家が警告!パートナーとの関係が悪化する“NGワード”5選
「もう別れよう/離婚したほうがいい」
このような言葉は虚しいだけで、最悪の場合は自己満足で終わってしまう。NYを拠点に活動する恋愛セラピストのステファニー・マーネス氏は、次のように解説。 「本気で思っていない限り、あなたの不満を真剣に受け止めてもらったり、あなたが望む方向に変わってもらったりするための手段として、関係を終わらせるという脅し文句を使わないでください」「極度のフラストレーションや絶望感を味わった瞬間に『もう無理!』と言ってしまうのは自然な反応ですが、これを言い続けると、関係のすべてが不安定であるという感覚を強めてしまうことになります」 実際、こうした脅し文句は2人の関係を本来あるべき姿とは真逆の方向に向かわせる可能性がある。サーキス氏は、「『別れる』という言葉で話し合いを終わらせると、相手の思考を停止させてしまうかもしれません」「パートナーに対して、2人の関係をもう価値がないものとみなしている、というメッセージを送ることになるため、生産的な話し合いができなくなる可能性があります」と述べている。関係を終わらせることについて話す時間とエネルギーを使う代わりに、不満を直接伝え、解決の糸口を見出すほうが建設的とのこと。
「どうして私が全部やらなければいけないの?」
2人の関係において不平等な役割分担がある場合、あるいはそのような認識がある場合、もちろん不満が募るだろう。けれども、それをこうした言葉で指摘するのは生産的ではない。モリン氏は「このような言い方では、パートナーが2人の関係に対して貢献していることすべてを否定することになります」「それは、相手の行動を変える動機にはなりません。それどころか、あなたが被害者で、相手がまるでその優しさを利用しているような印象を与えてしまいます」と語る。 まずは腰を据えて、各自のやるべきことついて話し合えば、今まで気づかなかった相手の貢献についても理解できるかもしれない。そのうえで、より公平に役割分担をする方法について話し合おう。