思春期の男子が抱える「体のコンプレックス」にどう向き合う?
女の子はもちろん、男の子の成長過程でも、心と体が大きく変化します。異性に対して、自分自身の体に関して、わからないことだらけかもしれません。 【マンガ】HPVの発症が若年化している…13歳までに知るべき「性行為のリスク」 そこで、『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』(かんき出版)より、思春期を迎える男の子に向けて、 なかなか聞けない思春期の男の子の心と体の疑問についてお伝えします。 ※本稿は、 やまがたてるえ著『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』(かんき出版)から、一部抜粋・編集したものです。
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.63>
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.64>
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.65>
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.66>
<『13歳までに伝えたい男の子の心と体のこと』P.67>
ハピウサ博士からのメッセージ
・人間の三大欲求とは!? 性的欲求の必要性ってなんじゃろう? 人間がこうして生き延びて子孫を残していることが、その答えのひとつ。それに、性的欲求がみたされるときに「気持ちいい」という感覚がするのじゃ。 誰でも気持ちのいいことが好きなのは当たり前じゃが、命のバトンをつなぐための「プレゼント」みたいな部分が「気持ちよさ」なのかもしれぬぞ。気持ちのいいことでなければ、人は何度も繰り返したくないものじゃからなぁ。 ※性的欲求には個人差があり、まったく感じないと言うこともある。成長しながら変化していくことも。 たとえば、性器をさわって「気持ちいい」と感じることがあったとしても、それは悪いことではなく、自然なこと。 逆に「変だな」と感じる人だっているかもしれぬぞ。人それぞれを十人十色(じゅうにんといろ)と言うけれど、本当に感じ方もさまざまで、どれも自然なことじゃ。 だからと言って、他の人の体に許可なくふれることや、見てしまうことはNGじゃ!マナーやルールを守ってこそ、みんなで暮らしていく社会が成り立っていくのじゃよ。 だから、自分自身の気持ちや欲求をまずは知って受けとめていくことと、その気持ちといかに仲良く付き合っていくかが大切なんじゃ。 性ホルモンが出始めて5~7年くらいで、体も気持ちも大きく変わってくるもの。まずは、わいてくる性への欲求を、「あっても大丈夫」と認めてあげる。それは成長のステップのひとつであって、みんなにもあるものだと思うと良いぞ(※個人差あり)。 それに、心配事はひとりで抱え込まずに、安心できる大人に話すのもいいかもしれんのぅ。きかないでモヤモヤするより、いろんな話を聞いてみることもおすすめじゃ。体にまつわるわかりやすい本もいろいろとあるから、読んで調べてみるのもいいぞ。 ただインターネットで調べると情報が多すぎるうえ、本当なのかどうかわからないものもあるから、注意が必要じゃ。体の変化も、自分の成長。その成長をたどって、みんな大人になっていく。君の成長も楽しみじゃな。