ピーター・アーツが新団体「LEGEND」旗揚げ。ミルコ、サム・グレコ、バンナらかつてのライバルたちが協力を約束
「将来的にはK-1のような大きなイベントにしたい」
ルールについては基本的にはキックボクシングルールになるのだが、さまざまな団体と交流することを考えていることから、細かいルールについては折衝していくことになるもよう。現在は3分3Rが主流ではあるが3分5Rの試合も視野に入れている。 会見の冒頭ではISKAヨーロッパ代表のポール・ヘネシー氏、RCFA(Ring Contact Fighting Arts)、WKU(World Kickboxing Union)代表のクラウスノーナマッカー氏といった各団体のトップ、格闘技用品ブランドのWKO(World Kumite Organization)代表のシフ・ロバート・マッキネス氏、そしてミルコ・クロコップ、サム・グレコ、ジェロム・レ・バンナ、フランシスコ・フィリオ、フランソワ・ボタ、レイ・セフォーといったかつてK-1で鎬を削ったライバルたちからのメッセージ動画が流された。そこではみな協力の姿勢と選手の派遣を約束していたのだが、アーツも「ミルコとかサム・グレコとか、最初のステップとしてはそういったレジェンドファイターのところにいる選手を招待して試合を組んでいく。将来的には各国の王者を呼んで、K-1で行われていたようなトーナメントを組んでいきたい。将来的にはK-1のような大きなイベントにしたい」などと意欲を見せた。
朝倉未来がCEOを務める「BreakingDown」との交流も!?
国内の団体との交渉については大成氏は「複数団体にお話とご挨拶はさせていただいている。決まっていないところもあるので具体的な名前は控えさせていただくが、基本的に僕たちはどこの団体でも、どこのプロモーションでも一緒にやっていきたいと考えている。そこにキックボクシングの地位向上という大きな目標があれば、どことでも一緒にできると思っている。ぜひ力を貸していただければと思っております」などと語った。 アーツは朝倉未来がCEOを務める「BreakingDown」とは「BreakingDown 9」で行われたBreakingDown選抜vsヨーロッパの対抗戦などで関わったことがあるのだが「現在は新団体を作ったことで、直接BreakingDownの仕事はやっていないが、すべての団体に対してオープンなので、朝倉未来選手のほうにいい選手がいたら、我々としてもぜひ参戦していただきたいと思っている。オープンな立場です」とBreakingDown勢の参戦にも前向きな姿勢を見せた。これについては大成氏が「団体としては僕たちはどことでもオープン。ただし、記者会見も含めてのフォーマットに関しては、(LEGENDは)武士道精神をもって行っていきますので、一緒にやっていくのであればそういう前提はつくのかなと思っています」と補足。アーツも「武士道精神でお互いをリスペクトし尊重し合うというのが新団体のひとつ(の柱)ですので、エンターテインメントとはちょっと違った立場です」などと付け加えた。