蝶野正洋が桜井麻衣にSTFを伝授!「庶民を倒して初代チャンピオンになりますわ!」
マリーゴールドのタッグ王座を決定する初代ツインスター王座決定トーナメントが7.30後楽園ホールで準決勝・決勝を行う。 優勝を狙う「ミライサク」MIRAI&桜井麻衣の二人が神奈川県某所で緊急特訓を行った。そこに現れたのは真夏のトーナメント制覇といえばこの人、"夏男"でもある“黒のカリスマ”蝶野正洋だった。 開口一番「熱中症対策、気を付けてよ」と熱中症予防PR大使として優しく微笑む蝶野に、ミライサクの二人も少しは緊張がほぐれたか。 実はマリーゴールド7.13両国大会も観戦していた蝶野は「ボジラちゃんのパパ(ドイツ人レスラー:ウルフ・ヘルマン)※が知り合いで、ボジラちゃんが最初に来た時もお父さんに会ってて、また大きい試合があるから見に来てくれと。それでうち家族みんなで見に行ったんだけど」 (※蝶野は若手時代にドイツで武者修行をしていた) マリーゴールドの印象については、「男子のほうもチョコチョコ見に行ったりしますけど、マリーゴールドは昔ながらの闘いをやってる団体だなと。すごいレベルも高かったし基本もしっかりしてて。ちょっと心配になる時もあったけど一生懸命闘っていた。プロレスは闘いを見せるものだから。いまはどちらかというとイベント的っていうのかな、笑いを入れるのが普通になっていて、俺なんかは入れ過ぎてるなと感じることがあるんだけど、両国にはそれがなかった。だからおもしろかったですよね。子どもたちも女子プロレス初めてだからどうかなと思ったけど、みんな楽しんでましたよ」と評する蝶野。 MIRAIと桜井の印象を問われると、「2人とも運動能力が高いなと。能力が高いしビジュアルもいいし、おじさんたちが集まってるのもわかりましたね(笑)」と語る。
ミライサクの二人からも質問が飛んだ。 桜井「蝶野さんが闘う時大切にしてることって何かありますか?」 蝶野「大事な試合になればなるほど周りはまったく関係ないんだよね。相手も関係ない。自分との闘いというのかな。試合に集中するからだと思うけど、まったくファンのことは入ってこない。普段は客席にアピールしたりするけど、大切な試合の時は外していく。ホントは客席にも気がいかなきゃいけないんだろうけど、大切な試合の時は外していい。闘う姿を見せれば、背中で見せれば客は勝手についてくるから」 MIRAI「どうやったら強いオーラというか、カリスマ性が得られるんでしょうか?」 蝶野「出てたよ、2人とも。あれだけのスゴイことをやってるから、お客さんはリスペクトしてるよ。それは感じるんじゃない、やってて。逆に『わかってくれてるかな?』『どうかな?』なんて感覚こそ必要ない。それだけのもの持ってるんだから。誰がメインイベントに立ってもおかしくないところまで来てるけど、上の選手と下の選手の違いって場数であったり、自分の決め技、魅せ方がどれだけ正確で、説得力があるか。ちょっとしたことだと思うよ」 ミライサクの二人にはドンと響いたことだろう。その後、蝶野は桜井にSTFの指導をスタート。技の入り方や体裁き、極め方などそれこそきめ細かく指導。MIRAIにはロックアップのスタンス、相手をコントロールする方法からみっちりと基本を指導。二人とも目からウロコの様子。 最後に蝶野が「タッグトーナメント、2人ともがんばって!」ゲキを飛ばすと、MIRAIは「絶対優勝します!」。桜井も「庶民からベルトを取って、わたくしたちが初代チャンピオンになりますわ!マリーゴールドの夏女になります!」と力強く宣言した。7.30後楽園大会、注目です!