「世界一の監督」に歓声!市民ら300人花道 那覇市特別栄誉賞のロバーツ監督「私の2024年の旅はここで完結した」
米大リーグのワールドシリーズ(WS)を制したドジャースの監督で、那覇市生まれの県系2世、デーブ・ロバーツさん(52)に5日、那覇市特別栄誉賞が贈られた。 【動画】LAドジャースのデーブ・ロバーツ監督が故郷沖縄に帰ってきた! あいさつノーカット公開
家族らとにこやかな表情で本会議場に現れたロバーツさんは、古里・沖縄に対する思いを語りながら「私は沖縄の血を受け継ぎ、沖縄の人たちに似ている。それを誇りに思います」と笑顔を見せた。市役所にはロバーツさんを一目見ようと多くの市民が詰めかけ、世界一の監督になったウチナーンチュに惜しみない拍手と歓声を送った。 ロバーツさんはWS制覇について「信じられないような挑戦だった。私にとっての最後の(パズルの)ピースは那覇に来て、仲間たち、そして皆さんと一緒にお祝いすることだった。これで2024年の私の旅は完結しました」と語った。 あいさつの最後には那覇市議の瀬名波奎さんと抱き合い「このハグを那覇と、そして沖縄の全ての人たちに贈ります」と笑顔で語った。 市役所1階ロビーには市職員や市民ら300人超が駆け付け、ロバーツさんを歓迎しようと花道をつくった。贈呈式を終え、1階に降り立ったロバーツさんらは市民の歓声に笑顔で応え、市民と拍手を交わす場面も。最後は市民に見守られながら車に乗り込み市役所を後にした。
2003年に旧琉球新報ホールで行われたロバーツさんを招いた歓迎会に出席した、多和田真好さん(85)は息子の真治さんと2人で市役所を訪れた。多和田さんは昔から大のドジャースファン。「ロバーツさんがホームランを打つたびに元気が出た。世界一の監督になったロバーツさんは沖縄の誇りだ」と語った。 那覇市役所で清掃員として働く玉村紀さん(73)は午前の仕事を早めに終わらせ、花道に加わった。初めて見たロバーツさんを「故郷に錦を飾ったと思う。とても素晴らしいことだ」と褒めたたえた。
The Ryukyu Shimpo Co., Ltd