「事務手続きの問題と割り切れる」長崎幸太郎知事の1182万円の不記載問題 この1年の動き
2024年は物価高など「お金」に関する様々なニュースをお伝えしてきました。 中でも多くの時間を割いてきたのが「政治と金」に関するニュースです。 【写真を見る】「事務手続きの問題と割り切れる」長崎幸太郎知事の1182万円の不記載問題 この1年の動き 2024年は年明け早々に山梨県の長崎幸太郎知事の不記載問題が明らかになり大きな問題となりました。 この問題の本質はどこにあるのか改めて探っていきます。 【1月20日 不記載問題で最初の会見】 山梨県 長崎幸太郎知事: 「国民、県民の皆様に心からお詫びします。誠に申し訳ありませんでした」 今年1月20日、突如会見した長崎知事。 2019年、自民党二階派からパーティー券の販売ノルマを超えた分にあたる現金1182万円を受け取りながら失念して、資金管理団体の収支報告書に記載せず、およそ5年間、事務所の金庫に保管していたと明らかにしました。 1000万円を超える現金を失念し、放置。 長崎知事は「裏金」という指摘を否定し「預り金」という認識を示しました。 【1月25日 知事会見】 長崎知事: 「そもそも裏金の定義を教えてください。一体どういう事を裏金と定義して私に今、質問しているのでしょうか」 「私たちは預り金的なものとして認識してた。すなわち私たちは自分たちの資金として認識していなかったわけです」 去年の暮れから問題となっていた自民党派閥の「政治とカネ」を巡る問題。 当初、長崎知事は・・・ 【2023年12月6日】 UTY記者: 「今回の『政治とカネ』問題について知事は問題はない?」 長崎知事: 「ないとおもっていますけれども、これを機会に総点検をしています」 【1月25日 知事会見】 長崎知事: 「その段階(2023年12月上旬)においては現金があったということは認識していた」 「その時点では預かり金なので我々のお金じゃないですよねと。なのでこれは記載できないですよねと」 知事は1月の会見の後、「説明責任はすでに果たした」という認識を示しています。 【2月1日 知事会見】 長崎知事: 「説明責任に関しましては、どこよりも早くしっかり記者の皆さんを通じて有権者の皆様にご説明をしたと思います」