租税教育用のDVDが完成 三重・松阪法人会けんたの学校チーム
中井委員(中井土木社長)ら市教育長に贈呈
三重県の公益社団法人松阪法人会(岩間弘会長)の「けんたの学校チーム」(竹内秀樹校長、9人)が自主制作していた租税教室用DVD教材「税ってなぁ~に‼ どんなことに使われている?」(約10分)がこのほど完成。委員会メンバーの中井俊彦中井土木㈱代表取締役社長(54)と岩佐美和子(医)イワサ小児科事務長が市教育委員会を訪れ、中田雅喜教育長に手渡した。同チームが17日に市立第一小学校で開く租税教室で初めて活用される。 同チームは竹内校長(クラギ㈱代表取締役社長)と中井さん、岩佐さんら同法人会会員の9人で構成。 これまでは2020(令和2)年に同法人会女性部会が制作したDVD教材を使って租税教室を開いてきたが、社会情勢に合わせて内容を刷新しようと、昨年7月から新DVDの企画を練り、市松阪図書館と鈴の森(カネボウ跡公園)、市健康センターはるる、市総合運動公園スケートパークなど税が生かされている公共施設へロケに出掛けたりして収録・編集した。 DVDの映像の中では、ナレーター役の田村充宏委員(㈱田村組代表取締役社長)と、法人会のマスコットキャラクター「けんたくん」の寸劇仕立てで税の大切さを分かりやすく解説している。 この日は中井さんが「5月から6月にかけて第一小、松江小、天白小で、このDVDを使って租税教室をしますので、教育長もよかったら見に来てください」と言い、岩佐さんから中田教育長に完成したDVD教材を手渡した。 DVDを見た中田教育長は「みんなから集めてきた税金だから、みんなの思いや願いがこもった公共施設がある。税金によって私たちの暮らしが支えられている。そのことがよく分かる。低学年でも分かりやすい」と出来栄えをたたえていた。