国民・玉木代表「大平元首相と親戚」の怪しすぎる説明 事務所すら正確に把握できない関係性
あまりに遠過ぎる親戚関係
つまり、玉木代表の父親の姉の夫の弟のところに、大平元首相の次男の奥さんの妹が嫁いでいる、ということだ。言い換えれば、玉木代表の伯母の義弟の配偶者が大平元首相の次男の義妹ということになる。言い換えてもややこしさは変わらない。親戚をアピールするにしては、あまりに遠過ぎる。 もちろん尊敬する人物の墓参りをすることに問題はない。しかし、これで縁戚者のような顔をして大平家の墓参りをしたのでは、大平家側が不快感を示すのも当然。「パフォーマンス」とのそしりは免れまい。しかも、「父親の姉の長女が邉見家に嫁いだ」という玉木事務所の説明は間違っていたことになる。大平家との関係を正確に把握していないのに、「遠い縁戚関係」と言い続けてきたのだろうか。 「大平さんの娘さんの芳子さんと孫の満子さんはいつのまにか玉木さんを大平家の正式な親族同然に扱うようになっており、地元では“ああ、玉木さんもやっぱり権力とお金に弱いんだ”という声が上がっていました」(地元政界関係者)
“親戚じゃないんだから”
いずれにせよ、大平元首相の親族のバックアップを得たことにより、玉木代表の地盤は盤石に。09年以降、今回まで6回連続で選挙区での当選を果たしている。 「民主党が野党に転落した12年の選挙の時にはもう、あんまり大平アピールをしなくなっていました。事務所関係者から“大平の親戚と言うのはやめたほうがいい。親戚じゃないんだから”と忠告されたようですね」(玉木事務所関係者) 11月7日発売の「週刊新潮」では、玉木氏が酷使するあまりに秘書が続々と事務所を去って行った問題などと併せ、一躍政局の中心に躍り出た玉木氏の“素顔”について詳しく報じている。 「週刊新潮」2024年11月14日号 掲載
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