全国障害者スポーツ大会へ普及を「サウンドテーブルテニス」用具一式を県立盲学校に寄贈(島根)
山陰中央テレビ
2030年に島根県で開催される全国障害者スポーツ大会に向けて競技の普及につなげようと、松江市の盲学校に16日、視覚障害者の卓球「サウンドテーブルテニス」の用具が贈られました。 松江市の県立盲学校に贈られたのは、視覚障害者の卓球「サウンドテーブルテニス」の用具。松江市のブライダル会社「マリエ・やしろ」が島根県で開かれる2030年の「障スポ」全国障害者スポーツ大会に向けて、競技の普及や選手育成につながればと贈りました。 「サウンドテーブルテニス」は、卓球のようにネットを挟んでボールを打ち合う競技で、金属の球が入ったボールが転がる音を頼りに打ち返し、台につけられたフレームにボールが当たると得点になります。盲学校では、体育の授業に取り入れられ、県の大会に出場する生徒もいるということです。贈呈式の後には、島根県の丸山知事が挑戦しました。 音が頼りのこの競技だけに、始めはなかなかボールをとらえられませんでしたが、徐々にコツをつかみました。 島根県・丸山知事: マリエやしろ様のご厚意で一式頂きましたので、生徒さんに練習をしてもらえる環境が整うことができて大変ありがたい。 用具は大量生産できないため、一式そろえると約50万円、競技の普及には経費もネックだといいます。 県立盲学校の生徒: 新しい台だとボールのすべりも違うからやりやすいと思います。全国障がい者スポーツ大会に出られたら良いなと思う。 県は今後、競技の普及に向けて贈られた用具の生徒以外への貸し出しを検討することにしています。
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