2部制「効果ある」78%、補食も好評 夏の甲子園出場校アンケート
今夏の第106回全国高校野球選手権大会における暑さ対策について、朝日新聞社と日本高校野球連盟は大会後に出場49校の監督、部長にアンケートを実施。その結果を15日の選手権運営委員会で発表した。 第1~3日で「午前」と「夕方」の部に分けて行われた2部制について、熱中症対策として「とても効果がある」「効果がある」と答えた学校は計38校で、「あまり効果がない」は5校だった。記述欄では最終試合の終了時刻の遅さに懸念を示す声が目立った。 低栄養状態による熱中症を防ぐ目的で今大会から用意した補食については、45校が「提供があってよかった」と回答。「不要」は2校にとどまり、「どちらとも言えない」が2校だった。 前回大会に続いて五回終了時に実施した10分間のクーリングタイムについては、暑さ対策として「とても効果があった」(10校)「効果があった」(30校)と前向きな受け止めが多かった。一方で、効果は認めつつも、(冷房の利いたベンチ裏とグラウンドの)寒暖の差を不安視する声などもあった。
朝日新聞社