藤井聡太JT杯覇者（左）と広瀬章人九段

　日本将棋連盟による10月28日週の公式戦日程が発表された。藤井聡太竜王・名人（王位、王座、棋王、王将、棋聖、22）は、11月2日に行われる将棋日本シリーズ準決勝・広瀬章人九段（37）戦に登場する。決勝進出をかけた重要な一局とあるが、3連覇に向け前進なるか。その他、将棋界は今週も注目局が目白押しだ。主な対局は以下のとおり。 【映像】藤井竜王VS佐々木八段 竜王戦第3局ハイライト ◆10月28日（月曜日） ALSOK杯王将戦 挑決リーグ　広瀬章人九段　対　永瀬拓矢九段　（携帯中継・囲碁将棋プラス） 大成建設杯清麗戦 予選　上川香織女流二段　対　相川春香女流初段　（携帯中継） 大成建設杯清麗戦 予選　加藤桃子女流四段　対　石高澄恵女流二段　（携帯中継） 岡田美術館杯女流名人戦 女流名人リーグ　山根ことみ女流三段　対　石本さくら女流二段　（携帯中継） ◆10月29日（火曜日） 女流王将戦 第3局　西山朋佳女流王将　対　福間香奈女流五冠　（詳細情報） 叡王戦 予選　佐藤紳哉七段　対　近藤誠也七段　（携帯中継） 叡王戦 予選　杉本昌隆八段　対　菅井竜也八段　（携帯中継） 叡王戦 予選　稲葉陽八段　対　杉本か菅井　（携帯中継） 叡王戦 予選　長岡裕也六段　対　出口若武六段　（携帯中継） 叡王戦 予選　服部慎一郎六段　対　長岡か出口　（携帯中継） 伊藤園お～いお茶杯王位戦 予選　佐々木勇気八段　対　岡部怜央四段　（携帯中継） 伊藤園お～いお茶杯王位戦 予選　山崎隆之八段　対　西田拓也五段　（携帯中継） 大成建設杯清麗戦 予選　伊藤沙恵女流四段　対　脇田菜々子女流初段　（携帯中継） ◆10月30日（水曜日） 叡王戦 予選　渡辺明九段　対　広瀬章人九段　（ABEMA・携帯中継） 叡王戦 予選　羽生善治九段　対　渡辺か広瀬　（ABEMA・携帯中継） 　叡王戦は、各段位別予選が進行中。九段予選は3つのブロックに分かれており、組別優勝者が本戦へと進出する。中でも“鬼ブロック”と評されているのがC組だ。タイトル戦でも激突した渡辺九段と広瀬九段が初戦で対戦。勝者は午後から羽生九段と戦い、ベスト4進出を争う。全員が“本命”とあり、4強入りの予想は困難。激戦のゆくえから目が離せない。持ち時間は各1時間（チェスクロック使用）、先手・後手は振り駒で決定する。 叡王戦 予選　中村太地八段　対　増田康宏八段　（携帯中継） 伊藤園お～いお茶杯王位戦 予選　阿部隆九段　対　冨田誠也五段　（携帯中継） 棋王戦コナミグループ杯 挑決トーナメント　澤田真吾七段　対　本田奎六段　（携帯中継） 大成建設杯清麗戦 予選　小高佐季子女流初段　対　今井絢女流初段　（携帯中継） ◆10月31日（木曜日） 叡王戦 予選　高橋道雄九段　対　富岡英作九段　（ABEMA） 叡王戦 予選　三浦弘行九段　対　高橋か富岡　（ABEMA） 叡王戦 予選　北島忠雄七段　対　八代弥七段　（携帯中継） 叡王戦 予選　阿部光瑠七段　対　北島か八代　（携帯中継） 叡王戦 予選　牧野光則六段　対　古賀悠聖六段　（携帯中継） 叡王戦 予選　村田顕弘六段　対　牧野か古賀　（携帯中継） 伊藤園お～いお茶杯王位戦 予選　佐藤天彦九段　対　小山直希四段　（携帯中継） 伊藤園お～いお茶杯王位戦 予選　行方尚史九段　対　斎藤明日斗五段　（携帯中継） ALSOK杯王将戦 挑決リーグ　羽生善治九段　対　近藤誠也七段　（携帯中継・囲碁将棋プラス） ◆11月1日（金曜日） 竜王戦4組 昇決高崎一生七段　対　石井健太郎七段　（携帯中継） 叡王戦 予選　中田功八段　対　山崎隆之八段　（携帯中継） 伊藤園お～いお茶杯王位戦 予選　永瀬拓矢九段　対　黒沢怜生六段　（携帯中継） 王座戦 一次予選　井田明宏四段　対　上野裕寿四段　（携帯中継） ALSOK杯王将戦 挑決リーグ佐々木勇気八段　対　菅井竜也八段　（携帯中継・囲碁将棋プラス） ヒューリック杯棋聖戦 二次予選　鈴木大介九段　対　阿久津主税八段　（携帯中継） ヒューリック杯棋聖戦 二次予選　木村一基九段　対　渡辺和史七段　（携帯中継） ヒューリック杯棋聖戦 二次予選　杉本昌隆八段　対　糸谷哲郎八段　（携帯中継） ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦A級　伊藤沙恵女流四段　対　香川愛生女流四段　（携帯中継） ヒューリック杯白玲戦 女流順位戦B級　渡部愛女流三段　対　頼本奈菜女流初段　（携帯中継） ◆11月2日（土曜日） 将棋日本シリーズ　藤井聡太JT杯覇者　対　広瀬章人九段　（ABEMA・中継・携帯中継） 　JT杯プロ公式戦は、佳境に突入。準決勝第2局では、2連覇中の藤井JT杯覇者と広瀬九段が激突する。2022年度の竜王戦七番勝負ほか重要局で対局してきた両者だが、通算成績は藤井JT杯覇者の11勝3敗。2023年3月に行われた第81期順位戦A級プレーオフ以来の対戦となる。藤井JT杯覇者が3連覇に向けて前進なるか、広瀬九段が5期ぶりの決勝進出を決めるか。舞台は愛知県常滑市の「Aichi Sky Expo」。持ち時間は各10分。切れたら1手30秒未満、他に各5分の考慮時間がある（チェスクロック使用）。先手・後手は振り駒で決定する。 （写真提供・日本将棋連盟）