インド与党優勢、野党寝返り続出 総選挙、19日から投票
【ニューデリー共同】インドで今月19日に下院(定数545)総選挙の投票が始まる。中国を抜いて人口世界一となった「世界最大の民主主義国家」の行方に関心が集まる中、モディ首相率いる与党インド人民党(BJP)は好調な経済を背景に選挙戦を優位に展開。野党から多くの有力者がBJPに相次いで移籍している。投票は6月1日にかけて7回に分けて実施、6月4日に一斉開票される。 最大野党は、政界の名門「ネール、ガンジー家」の子息ラフル・ガンジー氏が実質的リーダーを務める国民会議派だが、衰退に歯止めがかからない。ラフル氏は2019年に国民会議派の総裁として初めて総選挙を戦ったがBJPに惨敗した。