山本由伸の背番号18に韓国メディアが異論! 先入団の逸材右腕からの“剥奪”を疑問視「これは何かがおかしい」
今オフにドジャースとエポックメーキングな契約を交わした山本由伸。オリックスからのポスティングで一大決心を下した25歳が選んだ背番号はエースナンバーの「18」だった。 【動画】まさにエースだ! 山本由伸の阪神戦の快投シーンをチェック まさにメガディールだ。山本が締結した12年総額3億2500万ドル(約465億円)の巨額契約には、パーソナルトレーナー、フィジカルセラピスト、通訳に対する年間4往復分のビジネスクラス航空券(1往復最大8500ドル=約123万円)、家族のための年間1往復分のプレミアムエコノミー航空券に加え、「日本食をできる限り提供する最大限の努力」というユニークな項目も盛り込まれているという。 そんな山本に背番号の選択権が与えられるのは必然だった。しかし、好待遇で迎え入れられた日本人投手に対する18番の付与は、韓国で小さくない波紋を広げている。 「ヤマモトのドジャース18番はチャン・ヒョンソクの背番号だった」 そう銘打ったのは、韓国メディア『ISplus』だ。彼らは昨年8月に高卒ながらドジャースとマイナー契約を締結。いわゆる「青田買い」をされていた19歳の逸材右腕が、入団会見の際に背負っていた番号が「18だった」と指摘。そして、次のように山本に対する異論を唱えた。 「日本の怪物投手ヨシノブ・ヤマモトはドジャースで背番号18をつける。これは何かがおかしい。なぜなら、去年8月の入団会見でチャン・ヒョンソクも背番号18のユニホームを着ていたからだ。背番号の持ち主が4か月で変更したことになるのだ」 もっとも、当人は背番号問題を意に介していない。会見で披露した18番が「自分が選んだ番号じゃないですし、正式なものでもなかった」と明かし、山本に対する想いも語っている。 「アジア人選手の多くが好んで付けていた番号だから、球団が自分に与えてくれた番号に過ぎないんです。僕はまだメジャーリーガーではなく、マイナーリーグから一歩一歩踏み出していかなければならない選手で、山本は球団がプッシュしなければいけない、れっきとしたメジャーリーガーなんで。18番は好きだったけど、もともと自分の番号ではないと思っていたので、(山本に番号が移ったことは)気にしないです」 母国で噴出した異論にも、冷静に応えたチャン・ヒョンソク。このティーンエージャーが山本と共闘する時が注目される。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]