【大学野球】仙台育英出身の幼なじみバッテリー高橋煌稀&尾形樹人が神宮球場に凱旋 直属の先輩・伊藤樹から学ぶこと
◆東京六大学秋季フレッシュトーナメント▽第3日 早大2―2立大(14日・神宮) 8回から高橋煌稀投手(1年=仙台育英)が登板し、2回を無失点に抑えた。幼なじみで高校時代には22年夏の甲子園で共に全国制覇を経験した尾形樹人捕手(1年=仙台育英)と2022年の明治神宮大会以来、2年ぶりに神宮球場でバッテリーを組んだ。 高橋煌は「高校の時を思い出しながら投げた。安心感はめちゃくちゃあって投げやすかった」と振り返り、尾形について「キャッチングがうまくなっていた」と成長を感じていた。一方の尾形は高橋煌に「まだまだもっとできると思う」と注文をつけた。 チームはリーグ戦で春秋連覇を達成。同じく仙台育英出身の伊藤樹投手(たつき、3年)はエースとして秋に6勝を挙げ、優勝決定戦では完封と大車輪の活躍を見せた。直属の先輩の影響は大きい。高橋煌は「日頃の練習から樹さんにピッチングのことや配球の考え方を教えてもらっています。自分より変化球の精度も高いですし、そもそも投球についていろいろ考えている。憧れというか、全部真似できるように、超えられるように今頑張っています」と目の前のお手本から吸収中。尾形も「試合前のブルペンキャッチャーで受けていて、いつも樹さんがいろいろ聞いてくれるのがすごく嬉しい。自分も樹さんがいいピッチングをできるようにいろんなところを見ないとなと思っていました」と意識が高まる。 早大は20日開幕の明治神宮大会に出場する。4年生と戦う最後の大会に向け尾形は「2月のキャンプからずっとよくしてもらっていて、長くやりたいと思っている。4年生の神宮での優勝のために、ベンチに入ったり試合に出ることがあれば貢献できたら」と意気込む。高橋煌も「4年生は優しい方ばかり。みっき(尾形)も言ったように、もっと長く一緒に野球ができるように、できることはサポートしたい」と献身を誓った。
報知新聞社