20歳の「愛される男」堂安律は森保Jデビュー戦で何を魅せるのか?
ポジションはフローニンゲンの右サイドハーフから、森保ジャパンでは1トップの背後に左右対で並ぶシャドーが候補となる。サイドハーフよりも相手ゴールとの距離が近くなる分だけ、未知のポジションに対してすでに胸の鼓動を抑え切れないでいる。 「自分の特徴が出るポジションだと思うので、イメージするというよりは実際にプレーしてみたい、トライしたいポジションです。ただ、自分は試合前にあまり考えすぎないタイプなので。考えすぎちゃうと頭がいっぱいになるので、ひとつひとつやっていきたいですね」 課題として自らに突きつけてきた、相手ゴール前へ走り込む回数が最近になって増えてきたと屈託なく笑う。そのうえで目指すのは、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)が得意とするワンタッチゴール。世代交代の旗手となる決意、憎めない人懐こさ、そして飽くなき向上心を絶妙のバランスで同居させながら、堂安はA代表デビューの瞬間を熱く待つ。 (文責・藤江直人/スポーツライター)