兵庫県知事選で男性4割稲村氏支持、女性は稲村・斎藤両氏ほぼ同数…95%投票「行く」
17日投開票の兵庫県知事選について、読売新聞社が実施した世論調査で投票に行くかどうかを尋ねたところ、「必ず行く」と「なるべく行くつもり」を合わせた回答が95%だった。20年ぶりに新人同士の争いとなった前回選の投票率(41.10%)を上回るかが注目されている。 【図表】5割が「内部告発問題」を重視したいと回答 誰に投票するかを決める際に最も重視したいポイントを尋ねると、「政策や公約」が最多の44%で、「人柄や人間性」が22%、「経験や経歴」が20%と続いた。リーダーシップは8%だった。
知事選に対する関心の有無を聞くと、「大いに関心がある」は56%、「多少は関心がある」は33%だった。 このほか、選挙戦の争点として、特に重視したい問題を複数回答で尋ねたところ、「医療や福祉政策」が最多の83%で、「物価高対策」(81%)、「防災・減災対策」(72%)、「教育や子育て支援策」(66%)が続いた。「斎藤前知事の内部告発問題」は「人口減少対策」と並んで5位の51%だった。「農林水産業の振興」と「観光振興」はそれぞれ34%だった。
2021年の前回選で斎藤氏に投票した人の割合は4割だった。このうち、今回は4割近くが斎藤氏を引き続き支持していたが、3割近くは稲村氏支持に変わっていた。 回答者のうち、男性の4割は稲村氏を支持し、斎藤氏よりも多かった。女性は稲村、斎藤両氏がほぼ同数だった。年齢別で見ると、50歳以上は稲村氏の支持が多かった。
知事選候補者
清水 貴之(しみず・たかゆき) 50無新 (元)参院議員 稲村 和美(いなむら・かずみ) 52無新 (元)尼崎市長 斎藤 元彦(さいとう・もとひこ)47無前 (元)知事 大沢 芳清(おおさわ・よしきよ)61無新 病院長<共> 福本 繁幸(ふくもと・しげゆき)58無新 レコード会社長 立花 孝志(たちばは・たかし)57無新 政治団体代表 木島 洋嗣(きじま・ひろつぐ)49無新 情報分析会社長 (届け出順、<>内は推薦・支持政党。(元)は前職を含む。年齢は投票日現在)