ハッサン、3度目のマラソンで初黒星も「たくさんのことを学べた」/東京マラソン
◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前) アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、女子はS.A.ケベデ(エチオピア)が世界歴代8位の2時間15分55秒で優勝した。2位のローズマリー・ワンジル(ケニア)も2時間16分14秒の自己新で世界歴代10位にランクインした。 東京マラソン2024の上位成績をチェック! 東京五輪5000m・10000m2冠の“トラックの女王”シファン・ハッサン(オランダ)は2時間18分05秒で4位。昨年マラソンに挑戦し、4月のロンドンでは途中2度も立ち止まりながら2時間18分33秒でデビューVを果たすと、ブダペスト世界選手権では1500m、5000m、10000mで出場した(5000m銀、1500m銅メダル)。さらに10月のシカゴ・マラソンでは、世界歴代2位となる2時間13分44秒をマークした。 3回目のマラソンは苦しい展開となり、「素晴らしい経験になりました。たくさんのことを学びました。忍耐力をもっとつけないといけない」とハッサン。夏のパリ五輪に向けて「まだ4ヵ月あるので、今の良いところと課題を確認できたので、自分のすべきことを洗い出して過ごしていきたい」と話す。 来年は東京で世界選手権も控える。「今回、奮い立たせるのは大変だったのですが、たくさんの方の応援で力をもらえました。またトラックかマラソンかわかりませんが、東京に戻ってきたいです」とトレードマークの笑顔を見せた。
月陸編集部