2024年交通事故死者 茨城県内94人 全国ワースト9位
茨城県内で昨年1年間に起きた交通事故の死者数が、前年比1人増の94人だったことが7日、県警のまとめ(速報値)で分かった。都道府県別の順位はワースト9位となり、前年の10位から悪化した。死者が100人を下回るのは5年連続。2年連続で増加していた人身事故発生件数は減少に転じた。 県警交通総務課によると、昨年の交通死者のうち、65歳以上の高齢者は同7人増の54人で全国ワースト7位。全体の57.4%を占めた。飲酒事故による死者は前年と同じ5件5人。 死亡事故の中で最も多かったのは、車両同士による事故で同3件減の36件。次いで人対車両が同2件増の35件だった。死者は四輪車が同10人増の36人で最多。次いで歩行者は同1人増の34人だった。時間帯別では、午後4~6時台の薄暮時が同8人減の12人となった。 人身事故の件数は同483件減の6006件で、負傷者は同429人減の7456人だった。
茨城新聞社