「史上最高の続編映画は…?」1作目を超える大成功映画(3)敵がグロすぎてトラウマ…伝説級最強ホラーは?
今回は続編に成功した映画をセレクト。大概の続編映画はつまらない。がっかりする。1作目はあんなに面白かったのに、どうしてそうなるの! と言いたくなる作品は数多く存在する。しかし1作目の期待に見事に応え、続編は失敗するというジンクスを乗り越えた、とっておきの洋画5本を紹介する。今回は第3回。
『エイリアン2』(1986)
監督:ジェームズ・キャメロン 脚本:ジェームズ・キャメロン 出演者:シガニー・ウィーバー マイケル・ビーン ランス・ヘンリクセン 【作品内容】 前作でエイリアンの魔の手を逃れた唯一の生存者・リプリーが冷凍睡眠につくシャトルは、57年の時を経てようやく中継ステーションに収容された。彼女は、エイリアンの危険性を会社に訴えるが、そこでリプリーを驚愕の事実を知ることになる。あの惑星LV426が、植民惑星となっている事実にー。 【注目ポイント】 2009年にイギリスの雑誌『エンパイア』が実施した「史上最高の続編映画」で1位になるなど、今なお伝説の続編映画として注目を集めている『エイリアン2』。名匠リドリー・スコットがメガホンを取った前作に代わり、本作では、ジェイムズ・キャメロンが監督を務めた。 前作がSF映画として制作された一方で、続編となる今作では、人間vsエイリアンのSFアクションへと大きく方向転換し、残酷な描写も抑えがちになっている。しかし、決して恐怖が減ったわけではなく、虫をイメージして作られたというエイリアンは実にグロテスクで、観客にトラウマを植え付けるものになっている。 また、主人公が着るパワードスーツをはじめ、随所に見られるガジェットの精巧さも見所の一つ。後の『アバター』シリーズにも見られるキャメロンの才能の片鱗が垣間見える一作になっている。
映画チャンネル