[山口県]JR夜行「銀河」で県内楽しんで 山陽コース開始、車内や停車駅で観光発信 柳井駅でも歓待、出発式典
瀬戸内海の朝焼けも楽しんで―。JR西日本が運行する長距離観光列車「ウエストエクスプレス銀河」の山陽コースでの初の夜行運転が4日夜から始まった。5日朝、柳井市のJR柳井駅に約20分間停車。地元のボランティア団体から歓待を受けた後、「臨時駅長」を務めた井原健太郎市長らの合図で下関駅へ出発した。 4日午後9時15分に始発の京都駅を出発した銀河は翌5日午前8時13分に柳井駅に到着。市観光ボランティアの会のメンバーらが郷土民芸品の「金魚ちょうちん」の缶バッジや手旗などの記念グッズを配布したり特産品のジネンジョを使った唐揚げを販売したりして乗客85人をもてなした。 出発式典もあり、同社中国統括本部の広岡研二広島支社長が「山陽では初の夜行便で運行を通じて山口エリアの魅力を市と発信したい」、井原市長も「大畠瀬戸をはじめ瀬戸内海の景観を楽しんでもらい山口の食の魅力も満喫してほしい」とあいさつした。 運行は来年3月12日までで柳井駅では年内は下りホームで計9回、たい飯など地元の特産品の軽食を販売する予定。