左から若菜敬、髙橋亜珠

日本陸連は6月14日、U20日本選手権（6月27日～30日／新潟・デンカビッグスワンスタジアム）エントリーリストの暫定版を発表した。 U20日本選手権の男子エントリー選手をチェック！ 今回のU20日本選手権はU20世界選手権（8月27日～31日／ペルー・リマ）の選考競技会。国際大会を目指そうと、20歳未満の学生や高校生ら有力選手が多数登録されている。 男子では、インターハイ近畿大会100mでU20日本歴代5位タイ、高校歴代3位の10秒21をマークした西岡尚輝（東海大仰星高3大阪）や、10秒29で2位のアブラハム光オシナチ（東大阪大柏原高3大阪）らがエントリー。200mには前回のU20日本選手権を制した若菜敬（佐野高3栃木）が参戦する。 1500mには3分44秒38の自己ベストを持つ川口峻太朗（洛南高3京都）、5000mには、岡田開成（中大）、飯田翔大（青学大）、増子陽太（学法石川高2福島）らが名を連ねた。400mハードルではU20アジア選手権金メダルの渕上翔太（早大）、3000m障害に黒田然（青学大）らが出場する見込み。 円盤投には53m65の記録を持つハゥク真セドリック（VCU）、ハンマー投は、大学進学前の3月に高校歴代2位の68m93を放った浅利磨海（流経大）と、アツオビン・アンドリュウ（花園高3京都）が激突しそうだ。 一方、女子では100mに22年インターハイ2位の小針陽葉（富士市立高3静岡）、200mには小針のほか、前回優勝の杉本心結（市船橋高3千葉）らが登録されている。激戦が予想されるのが100mハードルで、関東インカレをU20日本歴代2位の13秒28で制した髙橋亜珠（筑波大）や、昨年までインターハイ2連覇の林美希（早大）、13秒38の記録を持つ松田晏奈（長崎日大高3）、13秒40の仮屋愛優（東京高3）らが顔を合わせる。 フィールドでは走幅跳で昨年6m21を跳んだ恒石望々（福岡大）や、ハンマー投でU20日本歴代3位の59m92を放った嶋本美海（九州共立大）がエントリーしている。 20歳未満の世界一を決める舞台を目指し、次の世代を担うアスリートがビッグスワンでどんなパフォーマンスを見せるか、注目だ。