【旦過市場】「角打ち文化の象徴」戦前から続く立ち飲み店が仮設店舗でオープン 開店直後さっそく常連客が 再整備のため立ち退き…再出発 北九州市
元の店で最後の営業となった日、多くの客が訪れ、閉店を惜しみました。 ■訪れた人 「寂しいですよ。新しくなったら雰囲気も変わってくるでしょうし。この雰囲気が、なかなかほかでは味わえない。」 閉店から2日、店では移転の準備が進められました。 ■森野さん 「もうちょっと営業したかったという感情は、やっぱり湧いてきます。納得して出て行くわけでもないので、ちょっと悔しいです。」
移転する店は、火災後に市が整備した仮設店舗「旦過青空市場」です。この場所で再整備事業の行方を見守ることを決めました。 移転先でオープンした7日、さっそく店を訪れたのは常連客でした。 ■森野さん 「本当に第1号ですよ、午前10時にオープンして。」 ■常連客 「あまり中は雰囲気が変わらないので、今まで通りずっと来られて、おいしいお酒をいただけたらそれだけで十分です。」
■森野さん 「旦過市場は人情がある、温かい心があるとか、それもそうなんですけど、旦過市場ほど強烈な個性のある店主の集まりはないと思っていて、やっぱりあの魅力のある施設に、そして魅力のある店主たちが集まって、旦過市場というものになれば。」
旦過市場一帯の本格的な解体工事は10月中旬に始まります。新たに建設される施設は、2025年度中の完成を予定しています。 新たに生まれ変わる旦過市場、市民の胃袋だけでなく、心を満たす場所として生まれ変わることが期待されています。
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