黒星アルカラス「体調悪かった」 最終戦に暗雲「考えたくない…」<男子テニス>
Nitto ATPファイナルズ
男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は11日、シングルスのジョン・ニューカムグループ第1戦が行われ、第3シードのC・アルカラス(スペイン)は第6シードのC・ルード(ノルウェー)に1-6, 5-7のストレートで敗れ、初戦は黒星スタートとなった。試合後にアルカラスは体調が悪かったことを明かした。 【Nitto ATPファイナルズ 予選ラウンドロビン組合せ】 Nitto ATPファイナルズは今季の獲得ポイント上位8選手が出場するシーズン最後の大会。8選手が4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。 21歳で世界ランク3位のアルカラスが同大会に出場するのは2年連続2度目。初出場となった昨年はベスト4に進出した。 世界ランク7位のルードとの顔合わせとなった第1戦、アルカラスは精彩を欠いたプレーが目立ち34本のアンフォーストエラーを犯すとルードに4度のブレークを許す。自身はリターンゲームで1度しかブレークを奪うことができず、1時間25分でストレート負けを喫した。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。 「言い訳のように聞こえてしまうから、こういうことを話すのは好きじゃない。キャスパー(ルード)が試合に勝つためにやったことを否定したくはない」 「ここに来る前、僕は家で体調が悪かった。トリノに着いたときには練習は順調で、長いラリーにも耐えられ、試合にもプレーにも耐えられた。なので日が経つにつれて良くなるだろうと期待していた」 「最初の試合の緊張のせいかどうかは分からないが、完全に調子は良くならなかった。胃の調子が悪くて試合がかなり制限され、気分も悪かった。もっとうまくできたはずだ。1年を通してどの試合でも調子が良いとは限らないが、回復の部分で制限されてしまった」 「今日以降のことはあまり考えたくない… これまでの自分の感覚を考えると、準決勝のことを考えるのは難しい。このスポーツの良いところは、ある日は調子がすごく悪くても、次の日には調子がすごく良くなることがあるということだ」 「ATPファイナルズの初戦で負けても、最終的に勝った選手はたくさんいる。僕は昨年、初日で負けた後に準決勝に進んだ。今は1日1日を過ごし、調子を上げて、次の試合がどんな感じかを見極めたい。できる限りベストを尽くすつもりだ。うまくいくことを祈ろう」 アルカラスは第2戦で第8シードのA・ルブレフと対戦する。ルブレフは第1戦で第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)にストレートで敗れている。 【Nitto ATPファイナルズ2024の予選ラウンドロビン】 ※[]内はシード ●ジョン・ニューカムグループ [2]ズべレフ1勝0敗 [3]アルカラス0勝1敗 [6]ルード1勝0敗 [8]ルブルフ 0勝1敗
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