「マウンティング」で心をすり減らさないために…自己肯定感を下げずに過ごすコツ|CLASSY.
マウンティング=自信のなさの表れすればするほど自己肯定感↓ マウントは自信のなさがさせる行為です。日本人の多くがネガティブ探しの達人。人の欠点や短所を発見する能力は自分に対しても発揮され、無意識に人と自分を比べて落ち込んだり、自己肯定感が下がる負のスパイラルに。人と自分に優劣をつけてマウンティングしても、スカッとするどころかけっきょくは自己肯定感が下がりストレスになるだけです。
精神科医・樺沢さんに聞いた!自己肯定感を下げることなく楽しく生きるコツ
「人は他人と比較してしまう生き物である」という心理学者・フェスティンガーの言葉があります。重要なのは人との比較をどう取り扱うか。自分より上の人と比べる「上方比較」では相手を目標にし、努力の原動力にできればいいですが、多くの人は自分のほうが劣っていると落ち込んだり、嫉妬したりするもの。相手を冷静に観察し、真似をすれば成長に繋がります。一方、自分より相手が下だと思う「下方比較」では、「自分はあの人よりマシ」と束の間の安心感を得て成長を止めてしまったり、些細な優越感が欲しいがためにマウンティングをしてしまうことも。おすすめは「過去の自分」と「今の自分」を比べること。自分の成長に気づいたり、現状の努力不足を認めることも成長には不可欠です。比較の心理を上手に使いこなし、自信や成長に繋げましょう。 お話を伺ったのは樺沢紫苑さん(精神科医・作家) 精神医学、心理学、脳科学の視点から発信するメルマガ、SNSのフォロワーは累計100万人超。30万部のベストセラー『精神科医が教えるストレスフリー超大全』(ダイヤモンド社)など著書も多数。 イラスト/松元まり子 取材/加藤みれい 編集/中畑有理 再構成/Bravoworks,Inc.