岡本和真、得意の地方開催で連敗止める…今季は鹿児島で一発含む3打点、貧打解消で巨人9連戦快勝発進だ
巨人・岡本和真内野手(27)が22日、得意の地方開催試合からの逆襲を誓った。最近6戦4得点と得点力不足で3連敗中のチームは、23日に茨城・ひたちなかで中日戦に臨む。9日のヤクルト戦(鹿児島)で一発を含むチームの全3打点を挙げるなど、地方開催が得意な4番が貧打脱却を先導する。 4番のバットで勢いを取り戻し、勝利をもたらす。得意の地方開催へ向け、岡本和は気持ちをたぎらせた。最近6試合3敗3分けのチームは、23日の中日戦(ひたちなか)から9連戦。茨城へ移動した主将は、チームの負の流れを断ち切り、再び上昇気流に乗せるべく、「見てくれる人に喜んでもらえるようにしっかり頑張ります」と決意を込めた。 “地方の鬼”として再び暴れる。昨季は本拠地以外の開催5試合で打率3割8分9厘、2本塁打、4打点。今季も初の地方開催となった9日のヤクルト戦(鹿児島)では、逆転打と左翼へのアーチでチームの全3打点をたたき出して勝利に導いた。不慣れな球場では普段とは異なる環境にリズムを乱される選手も少なくないが、動じることなく結果を残している。 ここまで全20試合に「4番・一塁」で先発。3割2分1厘、3本塁打、13打点をマークしているが、直近の6試合は24打数4安打で打率1割6分7厘、1打点に終わった。主砲のバットが湿った1週間はチームも3敗3分け。攻撃陣全体で好機に一本が出ない展開が続いているだけに、「そこで(走者を)かえすのが中軸の役割。しっかりやっていきたい」と自らに言い聞かせるように気合を入れた。 調子は取り戻しつつある。試合前の打撃練習では、止まったボールを打つ置きティーでバットを振り込む調整がルーチンだが、直近では二岡ヘッド兼打撃チーフコーチにトスを上げてもらうこともあるなど、複数の手段でフォームを確認。複数安打こそないが現在は3試合連続安打中で「バッティングの状態は良くなっている」と手応えを明かした。 チームは9勝8敗3分けで3位。投手陣が奮闘し、坂本も不調を脱するなど明るい材料は多い。岡本和が中心となって、再び上昇気流へと乗り、Gウィークに入る。(宮内 孝太)
報知新聞社