【能登半島地震1年】キャスターが被災地の今を取材② 富山県氷見市
復興を後押すのは”人のつながり”
吉田記者「去年、地震で大きな被害を受けたひみ番屋街ですが、今年は例年通り初売りを開催しています。店には朝から多くの人が訪れ、にぎわっています」 道路のひび割れなど、地震の爪痕が残るひみ番屋街。 初売りの2日、氷見の特産品の売り場と並んでにぎわっていたのは、能登の水産加工品などの福袋売り場です。 客「復興の支援も兼ねてということだったので、それだったら貢献もできるかなと思って」 氷見まちづくり協議会・本多正樹事業課長「率直に今日という日を迎えられたことに感謝しています。氷見市は能登半島の付け根になりますので。ここがしっかりとにぎわうことで能登半島にたくさんの人にお越しいただけるというような、そういうふうになればうれしいと思います」 会場には、輪島塗のブースも。 輪島塗の箸には、復興の「架け橋」、輪島と氷見の「橋渡し」という思いが込められていました。 客「お箸とボールペンをひとめぼれで買っちゃいました」 客「梅のデザインで夫婦でおいしくいただけるように」「車で通った時に復興が遅いなと感じていたので、こうしてお手伝いと言ったら大げさですけど、何かできることがあればなと」 客「どうもありがとうございました!買えました、あと1本しかないと言われて」 店「どうもありがとうございます」 客「客)頑張ってください」 大藤漆器店・大藤孝一社長「もう感謝しかないね」 人のつながりが被災地の復興を後押ししています。 キャスター:去年1年は、震災の被害を修復して、これまでの状態に回復する「復旧」に懸命な1年でした。しかし今年は、復旧にとどまらず、「復興元年」とできるかが問われているように感じました。長期的展望に基づいて住宅の形態や町の構造など新たな地域の在り方を構築できるかどうか、私たちは検証する取材をしていきたいと思います。