【おむすび】歩の「あんた生きてんだから」にネット再感動 仲里依紗は「ふてほど」でも大切な人が震災死
28日のNHK連続テレビ小説「おむすび」1週間振り返り放送で、仲里依紗演じる〝伝説のギャル〟歩が放った「あんた生きてんだから」が改めて反響を呼んでいる。 今週は、ヒロインの栄養士・結(橋本環奈)の恋人翔也(佐野勇斗)の苦悩がクローズアップされた。米メジャーを目指す社会人野球のエースだったが、肩の故障で選手をやめた。自分探しを始め、結にならって〝ギャル男〟化を図るも、「ギャルなめとんか」と結の怒りを買ってしまう。26日の第64話で、翔也は歩から「ギャル魂」を説かれ、こう言われた。 「もう~大丈夫。これから何でもできる。だって…。あんた生きてんだから」 歩は「だって」の後に間をおき、感慨深げな表情を見せた。念頭にあるのは阪神・淡路大震災で失った親友の真紀。高校を卒業したら東京へ行ってギャルになり、雑誌のモデルになる。そんな夢を前に真紀は無念の死を遂げた。歩は代わりにその道をたどる。生きているからこそ、できたことだった。 この日の振り返り放送に、視聴者から「急にズシンときた。ぶわっと涙も出ちゃう」「アユ姉が言うと深い……」「響くね」「台詞を言う仲里依紗の微細な表情、何度見ても泣ける」「震災を乗り越えたアユさんの言葉ほんと深い…」などと感激のX投稿が続いた。 くしくも仲は、1月期のヒットドラマ「不適切にもほどがある!」で演じた「渚っち」こと渚役でも、実は母親だった昭和の女学生・純子(河合優実)が阪神・淡路大震災で死ぬことがにおわされていた。「おむすび」でのセリフが視聴者に響いた背景の一つだった。
東スポWEB