「30歳で作った歴史に再び挑戦している」 止まらぬA・ジャッジの打棒に米メディアも驚愕! 2年前の偉業も上回ると見通し「3冠王は実現可能」と主張
猛威を振るう打棒の注目度が高まり続けている。 ニューヨーク・ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジについて、「MVP獲得イヤーとなった2022年シーズンに匹敵するパフォーマンスを見せている」と地元メディアが報じた。現地時間6月10日、米紙『NEW YORK POST』がジャッジの特集記事を配信している。 【動画】ジャッジがロイヤルズ戦で放った25号アーチをチェック! 先週末より行なわれたロサンゼルス・ドジャースとの対戦を振り返り、大谷翔平やムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、さらにヤンキースのフアン・ソトら強打者と比較し、「今シーズンの野球界でジャッジが披露しているレベルに到達した選手は他にいない」と指摘。さらに、「ジャッジは2シーズン前の自分をすでに超えているのかもしれない」と評している。 同メディアは、「ジャッジの今シーズンの最初の2か月は、62本塁打を放った2022年シーズンの同時期よりも統計的に強力だった」と論じており、今季序盤の打撃内容に言及。「驚くべきことに、最初の33試合で打率.197、本塁打6本、OPS.725を記録していた」とする一方で、「その後の約5週間は注目に値する。5月3日以降の34試合では18本塁打、出塁率.540、OPS.1.566という驚異的な数字を残した」と綴っている。 また、「先週ジャッジは6試合で打率.500(20打数10安打)、本塁打3本、打点12、長打率1.200、出塁率.630を記録し、ア・リーグ週間最優秀選手にノミネートされた」と、驚愕のスタッツをクローズアップしている。 ジャッジは2022年シーズン、ア・リーグ最多記録となる62本塁打をマークし、さらに131打点で2冠王に輝いた。そして当時、ロサンゼルス・エンジェルス所属の大谷翔平と争った末、自身初となるア・リーグMVPに選出されている。 トピックでは、今季のここまでの活躍を踏まえ、「3冠王は実現可能」と評しながら、その上で「32歳のジャッジは、30歳のときに作った歴史に再び挑戦している」と説いている。 現地時間6月11日、ジャッジはカンザスシティ・ロイヤルズ戦で25号アーチを記録し、本塁打部門でトップを快走。打点も62となり1位タイに並んだ。まさに、2シーズン前の自身の偉業にも肉薄するほどのバッティングは、2024年のMLBでの大きな見ものとなっている。 構成●THE DIGEST編集部