5億円投資家「日経平均が28000円台になる可能性」これからたどるシナリオ第仮説「強くなるのはこの企業」注視すべき5銘柄
2024年8月5日、日経平均株価は歴史的な下落をし、以降も9月の米国の雇用統計や国内の自民党総裁選の影響により、株価は例年にない乱高下を繰り返している。 また、10月には株価が弱くなりやすいという米国発のアノマリーや、11月の米国大統領選とまだまだ波乱が予想されるが、日米の株式相場における今後の展望とはいかに…..? そしてこのたび、フィーチャーするのは登録者24万人を誇るYouTubeチャンネル「ライオン兄さんの米国株FIREが最強」を運営する、ライオン兄さん(X:@okane_315)氏と、彼が代表を務める『Financial Free College』(以下、FFC)の講師である松本侑氏だ。 みんかぶマガジン短期連載「登録者24万人投資家が説く、波乱相場でも負けない戦い方」第2回は、日経平均株価の見通しと市況動向に合わせた投資戦略などについて話を伺った。全2回の第2回。
11月には日経平均株価が28000円台になります…
ーーまず、日経平均株価の見通しについてお聞かせください。 FFC講師の松本によると、2024年内の日経平均株価は3万9000円台をピークに、8月5日の安値である31156円を下回るという見通しです。理由として、日経平均の1年間の出来高を見ていくと3万8000円台がピークになっているので、その辺りがアッパーなのかなと。 2023年に日経平均株価が3万円台近辺だったときも、出来高は2万8000円台がピークで、そこから売られて25000円~28000円台のレンジ相場が続きましたが、今日の株式相場にその状況に近しいのではないかと見ています。2023年については、ウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社を買い増したことが起爆剤となり3万円台を超えていきましたが、そういったサプライズがない限り、年内は3万9000円台がアッパーになると予想しています。
日経平均とS&P500はかなり連動している
ーーでは、長期で見た日経平均株価の予想についてはいかがでしょうか? 日経平均の長期で見た株価予想については、松本いわく、以下の観点から予想できるとのことです。 ①山高ければ谷深し ②日経平均と米国株(S&P500) ③ドル円と日経平均の関係 1点目、投資には「山高ければ谷深し」という格言がありますが、現在の相場はまさにそうした状況になっているのではないかと思います。日経平均株価は長期で右肩上がりになっていくというものではなく、割安になれば買われ、割高になると売られるといったレンジ相場が続いていくと推察しています。 また、コロナショック時の株価から2024年現在のトレンドラインを引いていくと、きれいな上昇トレンドになっているのですが、2023年後半のふもとを見てみると28000円台をつけているので、このあたりまでは割り込む可能性があると踏んでいます。 2点目は、2000年から2024年9月現在までの中長期視点で見ると、日経平均とS&P500はかなり連動しているということです。米国の2年債と10年債の利回り差が、ここ2年半ほど逆イールドの状態が続いていましたが、9月になって本格的に順イールドに転換してきました。 これまでの歴史を鑑みて、逆イールドが順イールドになっていく、いわゆる逆業績相場となり景気後退が起こる傾向にあります。そうなれば、日本株はつられ下げになる可能性が一気に高まり、どこまで下がるかと言えば、前述のとおり28000円台まで下げてもおかしくはありません。
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