2025年国内男子ツアーは4増4減の24試合 賞金総額“最大”4億円の新規大会も
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は18日、2025年度の国内男子ツアー試合日程を発表した。今季から4増4減となり、来季もツアー最少に並ぶ24試合でシーズンを展開する。 【画像】石川遼が試みるキャディバッグ改革 新規開催は、4月の第2戦「前澤杯 MAEZAWA CUP」、8月の第10戦「リシャール・ミル チャリティペアマッチ&トーナメント」、8月の第11戦「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番つよいんだトーナメント」、10月の第19戦「ISPS HANDA 秋の決戦・どこまでバーディ―取れるんだトーナメント」の4試合。 一方、欧州ツアー共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」(4月)、「For The Players By The Players」(5月)、「長嶋茂雄招待 セガサミーカップゴルフトーナメント」(7月)、「横浜ミナト チャンピオンシップ ~Fujiki Centennial~」(8月)の4試合が日程から外れた。 ファッション通販サイトを運営するZOZO創業者で元社長の実業家・前澤友作氏の名前が冠された「前澤杯 MAEZAWA CUP」は4月24日から4日間、前澤氏が千葉県に所有するMZ GOLF CLUBで開催する。賞金総額は、開幕前週から10日間を行うプロアマ戦の収益により変動し、最大でツアー史上最高の4億円、優勝賞金8000万円を想定している。 シーズンは海外メジャー初戦「マスターズ」と同週の、4月「東建ホームメイトカップ」(4月10~13日/三重・東建多度CC名古屋)で開幕を迎える。今季7月開催だった「日本プロゴルフ選手権」(岐阜・岡山三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース)が5月22日開幕となり、今季メジャー初戦として行われる。 海外ツアーとの共催は日韓の「ハナ銀行 インビテーショナル」(6月12~15日/韓国・ヘブンCC)、日韓亜の「シンハン ドンヘ オープン」(9月11~14日/未定)の2試合が組まれた。 賞金総額の変更は2試合で、「ANAオープンゴルフトーナメント」が5000万円減の1億円、「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」が2000万円減の1億8000万円に。24試合の賞金総額は33億1458万円(前澤杯は最大額4億円を想定、海外共催は12月16日時点のレート換算)で、今季から5330万円の増加となる。 「ABEMA」とのスポンサー契約が今季限りで終了した下部チャレンジツアーは、今季から2減の10試合。ランキングの対象は賞金からポイントに移行して行われ、詳細は年明けに発表される予定。 諸星裕JGTO会長は、現状維持の24試合について「試合数を減らすことは絶対にしたくなかった」と強調。レギュラー、下部ともに交渉中の大会があることを明かし、今後は試合数が増える可能性を示唆した。