【馬路村】尺に迫る大型アユが舞う高知県安田川!釣りも料理も満喫したぞ!
どこまでも続く太平洋を眺めながら、高知市内から西へ西へと進めば「鮎おどる清流安田川」と書かれた大きなオブジェが現れる。遠くても毎年シーズン中は必ず竿を出す河川であり、今年で16年目となる夏を迎えた。思わず「ただいま!」と言ってしまうほど、私の鮎釣りの原点の川でもある。毎年のことながら「心おどる安田川」である!大好きな川と、大好きな仲間たちとの楽しいサマータイムが始まろうとしている! 【画像】え?ナニコレ?鮎の刺身?
今も昔も変わらぬ安田の景色
「河田釣具店」。安田に来たら一番最初に立ち寄る場所だ。アユ釣りを始めたときから変わらず、優しい店主が迎えてくれる。日釣り券を購入すると、店主の「気をつけていってらっしゃい!」という、昔と変わらぬ一言に送り出される。今日から4日間の〝安田夏合宿〟の始まりだ! この日は地元の友人と待ち合わせていた。もうすっかり長い付き合いで、お互いだいぶ大人になったが…(笑)。今も昔も変わらず、毎年共に楽しい夏休みを過ごしている。さ~て今年の安田川はいかに!? 解禁前の5月頃には今年は高知県の河川の遡上はあまり多くは無いと聞いていた。毎年状況は変わるもののいつも期待以上のポテンシャルで迎えてくれる安田川には期待せずにはいられなかった。走り慣れた川沿いの道を進む!安田川は川沿いに道があり、川を見ながら走ることができ、入川も容易である。ポツリポツリと釣り人の姿。地元の友人は結構人がいるな~と言うがいつも激混み関東河川で竿を出す私にしてみればガラガラ~のレベルである(笑) 川沿いを走る車窓には、夏の陽射し降り注ぐいつもと変わらぬ景色、そして心地よいゆるりとした〝安田じかん〟が流れていた。
【27cm!】思わぬ大鮎に驚き!
さて1日目は友人オススメの「荒田」ポイントへ。橋から覗き込むと渓流相の大石ゴッロゴッロのポイントだ。釣り歩くのは大石を越えてと中々ハードそうだ。しかし大石の周りには追いの強い良型のアユが見えていた。 早速準備じゃ~!さすが南国土佐!暑さはハンパない。先ずは川にドボーンとクールダウン。焦らず慌てずこんな安田じかんも心地よかった。さて、実釣! 友人は大石を越え上流へ、相方は橋下へと。私は…さっき友人の座るすぐ後ろには追いかけっこするアユの姿が見えていたのだ。と言うことで目の前のポイントからスタートすることに。大石に囲まれた小さなポイントをひとつずつ探っていく。まずは流れの緩いポイントを泳がせてみたが反応なし…。アユは見えているが追い気が無いようだ。友人も朝のうちは厳しいぞ!と言っていた。 石をよじ登り左岸のヘチへ。ここでもアユは見えているが…。下流に目を向けると流れのあるポイントで相方が安田アユGET!しかもかなりの良型が伺えた。これはもしや流れのある所の方が良いのか?と落ち込みのシラ泡を攻めると一発ガッツーン!石の間を縫い落ちていく~(汗)。ギリギリのところで耐え凌ぎ何とか1尾目を手にした。 上流に向かった友人も最初は苦戦していたが流石である!1尾掛かれば連チャン!丁寧な泳がせで掛かるアユを逃さない!しかも特大27cmもあるアユを掛けた!今年は掛かるアユは揃って良型!しかも掛かりアユは粘りに粘り中々上がってこないものばかり。強烈な引きで私たちを楽しませてくれる。 午後には活性が上がり午前中無反応だったポイントでも掛かるようになった。1尾1尾強烈な引きの為取り込みまでのやり取りに時間がかかり安田アユの1尾はいつもの10尾分にも匹敵するようなファイトだ。今年の安田アユは兎に角強烈だ! 野アユが取れればさっきまで見向きもしなかったアユ達が追って掛かってくる!オトリの循環がいかに大事かを思い知る1日となった。