大阪港湾局が処理したクジラの死体

　大阪港湾局は、クジラの死体処理をめぐり、公正な契約に反する行為があったことを受け、調査した結果、大阪市の公正契約マニュアルに違反する行為が28件確認されたと発表しました。

　大阪港湾局は、ことし8月から9月にかけ、去年1月に死んだクジラの処理をめぐり、事業者との会食など公正契約に反する行為があったことを受け、職員ら402人（2022年4月～2024年7月末に在籍経験がある職員）に聞き取り調査を行いました。その結果、市の公正契約マニュアルに違反する行為を28件確認したということです。

　最も多かったのが「会食やパーティー」の17件で、自費で購入した飲食物を事業者事務所で食べたり、上司の了承なく祝賀会や新年会に参加していた例があったということです。

　ほかには、土産や記念品等の贈答品を受ける行為が6件、業者名が入ったカレンダー等の事務用品を受ける行為が5件確認されたということです。