人間が衣服に込めた意味を問うドキュメンタリー 映画『倭文(しづり) 旅するカジの木』冨永愛による舞台挨拶開催決定
北村皆雄監督が、5年の歳月をかけて完成させたドキュメンタリー映画『倭文(しづり) 旅するカジの木』が7月19日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ K2で上映される。この度、本作の語りを務めたモデルの冨永愛が、初日舞台挨拶に登壇することが発表された。 日本神話に現れる幻の織物〈倭文(しづり)〉。その白さは光の象徴とされ、邪悪なものを祓い、身体を護る神聖な力を持っていた。〈倭文〉の力の源はどこにあったのか。謎を解く鍵は、衣服の始源を担った「カジの木」が握る。本作は、日本人が忘れてしまった繊維植物「カジの木」の足跡をたどり、人間が衣服に込めた意味を問う。監督を務めるのは、映像民俗学を標榜し60年にわたって映画を作りつづけてきた北村皆雄。 この度、シモキタ-エキマエ-シネマ K2での都内セカンドラン公開がスタートするにあたり、本作の語りを務めた冨永愛が初日舞台挨拶に登壇することが発表された。また、映画の中で倭文の創造的復元に挑戦した織物作家たちも舞台挨拶に登壇する。さらに、映画公開を記念して、作家たちが創造的復元した倭文のほか、創作過程で生み出されたクリエーションが、K2から徒歩15分の距離にあるギャラリー ディープダンにて3日間特別展示される。 ▼冨永愛 コメント 台本を読ませていただいてから、倭文を蘇らせるという挑戦に心躍っていました。その時代にどんな想いでこの布を作ったのか、その布に込めたであろう物語に思いを寄せる。そんなこころの旅のような映画のナレーションを担当させていただいたことを改めて光栄に思います。是非観ていただきたい映画です。 映画『倭文(しづり) 旅するカジの木』は7月19日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ K2にて公開。全国順次公開中。
otocoto編集部