新生w-inds.次ツアー〝ノスタルジア〟に「勇気が要る」理由 過去のヒット曲と向き合う
「休みにしといた方がいいよ」
――過去のヒット曲はライブで盛り上がりやすいイメージがありましたが、2020年にメンバー編成が3人から2人に変わった中で、昔の曲をやるのは勇気が要ることだったんですね。 簡単じゃないですね。それに関しては、新たにボーカルを担当するようになった(メンバーの千葉)涼平君がもう、一番大変かなっていうのがありますけど、それもでも間違いなくできるだろうなって。僕は涼平君を信じているので、やろう、やれると思いましたね。 ――「過去のヒット曲中心」はファンのみなさんも喜びそうですが、今の曲も昔の曲も楽しんでもらえるという状態は最強なんじゃないかなと思います。 いや、本当にそうなんですよ。 ――「最強」はちょっと言葉が足りなくてお恥ずかしいですが……。 僕も今、恥ずかしいんですけど(一同笑)。本当にこう、何でもやれるっていう自信がついたがゆえに、やっぱり昔の曲を二人でパフォーマンスしても絶対いいものにできるし、みんなを楽しませられると思えるようになったんですよね。 だから、思い切った次のツアーを考えることができたので、本当に“Beyond”があったからこそ開けた扉がいくつかあって、そのうちの一つです。 “Beyond”は自分たちの色として一つ形にできたので、もちろん今後も機会があれば同じようにストイックな内容もやりたいですし、次に“Nostalgia”でやるようなツアーの内容もどんどんやっていきたいです。 軸が増えたような感じで、すごく今、自信に満ちあふれた音楽活動ができているなっていう感覚があります。 ――根拠のないポジティブではなく、しっかり裏打ちされているし、すごく悩まれながらトライアンドエラーを繰り返した結果、信じている、というように聞こえました。 そうですね、「信じてる」っていう一番その言葉が正しいですね。こう、全部を、なんだろうな……「上手く行く、上手く行く」っていうふうには思ってなくて。僕は自分としてできることをすべてやった上で信じている、っていうことが多いので、ただのポジティブとちょっと違いますね。 常に自分がチャレンジする立ち位置に身を置きたいって考えているので、このツアーも多分めっちゃ難しいっていうか、新たな気持ちで挑まないといけないなって感じてますけど。 でもすでに、それこそセットのイメージもあって、楽曲もどの曲を歌うとかも、実はほぼ決まってますね。(編注:インタビューは3月に実施) ――楽しみですね。「キャーポイント」(w-inds.のライブで観客が声援を上げるポイント)満載ですか? 僕もすごく楽しみですね。多分一生(ライブ中ずっとの意)キャーって言われてる気がします。参加する方には「次の日、休みにしといた方がいいよ」って伝えたいです(笑)。