返礼品に留萌の「雪だるま」 厄介者の暴風雪でマチPR 特産カズノコやイクラとセット
留萌商工会議所は、留萌市のふるさと納税の返礼品として特産のカズノコやイクラとともに、市内で集めた雪を贈る取り組みを始めた。暴風雪に見舞われる厳しい冬の気候を逆手に取り、留萌を全国にPRしようと企画した。
雪は、高さ約30センチの雪だるま形をした発泡スチロールの中に詰め込む。地元の子どもたちが雪だるまに目や鼻などを飾り付けた。味付けカズノコやイクラのしょうゆ漬けと、雪だるまをセットで贈る。 北海道官民連携推進局によると、富良野市や根室管内別海町が雪をふるさと納税の返礼品としている。ただ、雪を地域資源として捉える自治体は少なく「留萌のような取り組みは珍しい」という。類似の例では、紋別市がオホーツク海の流氷を返礼品としている。