徳川吉宗ゆかり酪農発祥地に双子の白牛「実嶺」「嶺菜」…寂しがり屋と好奇心旺盛な姉妹
「千葉県酪農のさと」(南房総市)で今年5月に誕生した双子の白牛の名前が「実嶺(みれい)」と「嶺菜(れいな)」に決まった。施設が名前を募集し、北海道や九州など県内外の407人から618点の案が寄せられていた。
安房地域には江戸幕府直轄の「嶺岡牧」があり、8代将軍の徳川吉宗が白牛を導入して、乳製品を作ったことから「日本酪農発祥の地」とされる。選考委員会は「歴史ある嶺岡牧場のイメージで親しみが持てる」などの理由から「嶺」を使用した名前に決めた。
酪農のさとの担当者は「実嶺は寂しがり屋さんで、頭が少し茶色くなっているのが特徴。嶺菜は温厚で人なつこく、好奇心旺盛。すてきな名前を応募していただき、ありがとうございました。新しい仲間をどうぞよろしく」と話している。