「最後まで絶対投げきろう」常廣羽也斗142球の完投で青山学院大を神宮大会決勝へ導く 大学4冠にも王手
◇第54回明治神宮野球大会 青山学院大4-3富士大(19日、神宮球場) 大会初制覇を目指す青山学院大は、準決勝で富士大を下し、決勝へ進みました。 【画像】広島・新井監督の人柄が垣間見えたワンシーン 今季は大学野球選手権とリーグ戦春秋連覇を達成した青山学院大は、優勝すれば大学4冠の快挙。準決勝の一戦には、広島からドラフト1位指名を受けた常廣羽也斗投手が先発しました。 「絶対に勝とうと思ってマウンドに上がった」という常廣投手は、5回まで4四死球と制球に苦しみながら、富士大打線を2失点。それでも、打線が5回に勝ち越すと、ギアチェンジ。6回には3つのアウトを全て三振に奪う投球みせます。 2点差で迎えた8回に、ソロホームランを浴び1点差まで詰め寄られますが、「最後まで絶対投げきろうという気持ちでいた」と常廣投手は9回のマウンドへ。最後の打者には149キロのストレートを投げ込むなど、9回142球を投げ、6安打3失点で完投勝利。「ここまできたら絶対日本一になる」と意気込みました。 大会初優勝、そして大学4冠まであと1つです。