乃木坂46・五百城茉央の「枠から外れたい」願望、進路は「それなりの大学」から「アイドル」へ変わった
乃木坂46の5期生で、4作連続でシングルの選抜メンバーとして活躍している五百城茉央さん(18)。4月発売の最新シングルに収録された5期生楽曲ではセンターを務めるなど、飛躍を続けています。素朴な魅力で多くの人をひきつける彼女を「アイドル」に突き動かした原動力とは何だったのか。そして2年間に起きた変化とは――? (聞き手 読売中高生新聞編集室・杉浦まり)
剣道部で毎日練習に励んでいました。朝7時に朝練に行って、学校行って、放課後部活やって、塾行って、家に帰ったらもう10時。その後、家でワークとかをやって寝るという毎日でした。ある意味、すごいですよね。よくやっていたなと思います。夏休みも「休みとは?」っていう感じ(の忙しさ)で…(笑)。「わー!なんてハードなの!」って思ってました。
――本当にハードな毎日!
はい。その時期は毎日が「同じことの繰り返しだな」と思っていたんです。きっと、同じように思っている中高生もいるんじゃないかな? でも今振り返ると、すごく「青春」でした。中学1年生の時、思っていたよりハードで、お母さんに「もうやめようかな」と話したこともあったんですけど、お母さんが「1回決めたことだから、続けてみたら?」と言ってくれて。あの時、踏ん張って続けられたことが、すごく力になったなと思います。
――ちなみになぜ剣道部?
何部がいいか迷っていたんですけど、仲のいい友達はみんな卓球部に行ったんです。だから、家族も周りの人もみんな、私は卓球部に入るだろうなって思ってたはずです。でも私、すごく型にはまるのが嫌で。レールを外れて、ちょっと違うことやってみたいなっていう思いがあって、他の友達が誘ってくれた剣道部に入りました。
高校入学後「からっぽ」に
――乃木坂46の5期生オーディションを受けたのは、高校1年の時でしたね。
高校生になってから環境が変わって、自分が何をやったらいいのか、わからなくなったんです。中学で燃え尽きちゃった感じがあって、何も頑張れなくて。部活にも塾にも入らずに、夏休みもベッドの上で過ごしてました。中学の時はあんなに充実してたのに、高校になると「からっぽ」になって、「あら、どうしよう」っていう(笑)。そんな時に、兄がこのオーディションを教えてくれてチャレンジしました。