簡単にできる! 覚えておくべき省エネの基本 10
光熱費が徐々に値上がりを続け、家計を圧迫している昨今。省エネに取り組むと温室効果ガスの発生を減らすことができるので、地球温暖化対策の一助にもなる。また最近は、省エネ性能が優れた家電も豊富にあるので、買い替えを検討するのも一案だ。 ここでは、自宅や会社ですぐに実践できる省エネのコツをご紹介。当たり前のことからちょっと意外なことまで、改めてチェックして、環境にもお財布にもやさしい暮らしを手に入れよう! 参照:経済産業省資源エネルギー庁、環境省、東京電力
窓
外の冷気や熱気を取り込みやすく、室内の温度に影響を与えがちなのが、どの家にもある窓。簡単にできるアクションは、断熱カーテンやすだれ、断熱シート、遮光シートなどで部屋の温度を一定に保つこと。 また、断熱性能の高い窓へのリフォームをすることで、一戸当たり5万円から最大200万円までの補助金が国から出る場合(「先進的窓リノベ2024事業」)もあるので、自宅のリフォームを考えている人は活用してみよう。
エアコン
ドアや窓の開閉はなるべく控え、温度設定も温めすぎ・冷やしすぎにならないように注意を(環境省によると、室温の目安は冬が20度、夏が28度とされている)。暖房の設定温度を21度から20度に下げると、1日9時間使用の場合、年間約1650円節約できるそう。 冬は風向を下向きに、夏は水平に調整すると、過ごしやすい体感温度になるとされている。扇風機やサーキュレーターを使い、空気を循環させることも効果的。 もちろん、フィルター掃除も定期的に行うこと。毎日使っている場合は、2週間に1回の頻度で掃除をすることが推奨されている。冷暖房の効果が下がってしまうため、室外機の吹出口の近くには物を置かないこともポイント。
セラミックファンヒーター/電気ストーブ
外出や就寝の前には少し早めにスイッチオフを心がけ、タイマーも賢く使おう。熱効率を考えると、窓など冷気の来る方向を背にして置くのが正解。さらに、加湿をすれば体感温度が上がり省エネにつながる。 また、ファンヒーターの即暖性を利用して素早く部屋を暖めた後は、温度調節しやすく低コストなエアコンで室温をキープすれば、暖房コストを抑えられる。 エアコンと同じく定期的にフィルターのお手入れをすること、定期的に換気をして空気を入れ替えることも忘れずに。