開業50周年を迎えた小田急多摩線を、地元の「撮り鉄」目線でご紹介
多摩線には、唐木田から町田市内を経由してJR横浜線の相模原、さらにJR相模線の上溝まで延伸する計画がある。計画そのものは具体的だが、採算性以外にもリニア中央新幹線や米軍基地も絡むさまざまな問題があり、実現に大きく動き出す気配は感じられない。4、5番線の先の壁にトンネルが掘られ、線路が延びる日は来るだろうか。ほんの少しだけ期待しながら、気長に待とうと思う。 ☆共同通信・藤戸浩一 今回は多摩線の「歴史」についてはほとんど触れられなかったが、多摩センター駅から徒歩約5分のパルテノン多摩で「鉄道が街にやって来た~多摩ニュータウン鉄道開通50周年~」の企画展を開催中だ。永山まではまず小田急が開通したが、京王はその4カ月後に京王よみうりランドから一気に多摩センターまで「先着」した。ニュータウンと鉄道の歩みがわかりやすく展示されているだけでなく、ゆかりのある小田急、京王の歴代車両をパネルと模型で紹介。活躍したと思う形式を投票する「総選挙」も実施され、鉄道ファンにも楽しめる内容だ。多摩線の訪問がてら、足を運んでほしい。入場無料で11月10日まで。