岡山から豪雨の石川・輪島に救援物資発送 自治体や民間団体の支援チーム相次ぎ出発
記録的豪雨に見舞われた能登半島地震被災地の石川県輪島市に向け、岡山県内の自治体や民間団体などの支援チームが23日、相次ぎ出発した。救援物資の提供や支援ニーズの調査などに当たる。 総社、赤磐市と、登山家野口健さんが代表を務めるNPO法人は、石川県市長会などからの支援要請を受けて合同で救援物資を提供。総社市がペットボトル飲料水(500ミリリットル入り1200本、2リットル入り900本)、赤磐市が土のう袋1万枚を用意した。 総社市役所で出発式があり、片岡聡一総社市長と友実武則赤磐市長が「一人でも多くの被災者を救って」と激励。両市の危機管理担当者4人が分乗した公用車2台と、救援物資を積み込んだトラックを見送った。
国際医療ボランティアAMDA(本部・岡山市北区)も23日、支援ニーズを調査する調整員大西彰さん(56)と看護師小川直美さん(49)=いずれも同市=を現地に派遣した。数日程度、輪島市を中心に活動する計画。 輪島市では今回の豪雨で地震被災者向けの仮設住宅団地が浸水。多くの集落が孤立している。