【初日の出 2025】戦後80年、沖縄の祈り 平和祈念公園 糸満 【どローカルリポート】
戦争の犠牲者24万人余の名前が刻まれた「平和の礎」がある糸満市摩文仁の平和祈念公園で1日、初日の出を見ようと多くの人が集まった。日の出時刻の午前7時16分ごろには、水平線に厚い雲がかかっていたが、同40分ごろになると、水平線を覆う雲の上から太陽光が差し込み、歓声や拍手が上がった。温かな日差しに向かい、手を合わせ平和を祈る人の姿もあった。 【動画 初日の出2025】戦後80年、沖縄の祈り 平和祈念公園 糸満 【どローカルリポート】
豊見城市から訪れた女性は「親類の名が礎に刻まれていて、いつも初日の出を見た後に家族で見て帰る。平和を考える機会にもなっている」と話す。エイサーの奉納演武を終えた男性は「今年は健康第一でいきたい。戦後80年、沖縄戦の継承の意義などを考えていきたい」と話した。 1945年の沖縄戦は2025年のことし、80年の節目を迎えた。 沖縄戦の犠牲者の名が刻まれた平和の礎の設置から30年。恒久平和を願い24万人におよぶ刻銘者の生きた証を刻む平和の礎は、新春を告げる穏やかな日の光りに包まれる朝となった。
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