ヤクルトが新外国人のマイク・バウマン獲得発表「由緒ある球団。非常に楽しみ」年俸1・52億円で背番号は「58」に決定
ヤクルトは11日、来季の新外国人選手として、前大リーグ、マーリンズのマイク・バウマン投手(29)と契約に合意したと発表した。単年契約の年俸は100万ドル(約1億5200万円)で、背番号は「58」に決定。バウマンは球団を通じてコメントを発表した。 「ヤクルトスワローズへの入団が決まり、大変うれしく思います。熱くて忠実なファンを持つ、由緒ある球団でプレーすることが非常に楽しみです。チームの勝利を最優先し、貢献できるように全力を尽くします。日本で皆様とお会いすることが待ち遠しいです」 米国出身のバウマンは、米ジャクソンビル大から2017年のドラフト3巡目(全体98位)でオリオールズから指名を受けて入団。21年のメジャーデビュー後は、主にリリーフとしてキャリアを歩み、23年には60試合に登板して10勝(1敗)をマークした。今季はオリオールズからマリナーズ、ジャイアンツ、エンゼルス、マーリンズと移籍し、5球団でプレー。シーズン通してマイナー降格が一度もなく、57試合で3勝1敗、防御率5・55の成績を残した。 9月19日(現地時間)のドジャース戦では、あの〝名場面〟を生んだ。4番手で登板すると、七回に50本塁打に王手をかけていた大谷に真っ向勝負を挑み、左中間席への2ランを被弾。史上初の「50本塁打、50盗塁」達成を決めた一発だっただけに、大きな注目を集めた。 193センチという高身長から投げ下ろす直球は、最速159キロを誇る。球種は鋭く曲がるナックルカーブ、スライダー、チェンジアップ、シンカーと多彩。メジャー通算134試合に登板し、17ホールドを記録するなど実績も十分で、大きな戦力として期待がかかる。