両側スライドドア採用でファミリーカーに最適「スズキ ワゴンR スマイル」【最新軽自動車 車種別解説 SUZUKI WAGON R SMILE】
インストルメントパネル
エンジンは自然吸気のみ。それでも車両重量がFFであれば800kgを下回り、スライドドアを備えた軽自動車としては軽い。平坦な街なかを走るならパワー不足を感じない。エンジンは4000rpmを超えたときの吹け上がりも活発だ。エンジンノイズの粗さを改善すると、運転感覚が一層向上するだろう。売れ筋グレードにはマイルドハイブリッドも搭載され、WLTCWモード燃費は25.1km/lと優れている。
居住性
ステアリング操作に対する車両の動きは、背の高い軽自動車らしく穏やかだ。峠道では少し曲がりにくいが、初心者ドライバーを含めて、誰でも運転しやすい。乗り心地は、時速40kmを下回る低速域では少し硬く、上下に揺すられやすい。タイヤが転がり抵抗を抑えたタイプで、指定空気圧も240kPaと高いためだ。燃費は優れているが、乗り心地には注意したい。短時間の試乗でも確認できるから、販売店の試乗車で確認しておきたい。
うれしい装備
月間販売台数 5704台ワゴンR/ワゴンRスティングレー/ワゴンRカスタムZを含む(23年7月~12月平均値) 現行型発表 21年8月(一部仕様変更 23年7月) WLTCモード燃費 25.1 km/l ※「ハイブリッド」系のFF車
ラゲッジルーム
ワゴンRスマイルは、スライドドアも含めて、各部の機能が実用的だからファミリーカーとして使いやすい。その上で外観を柔和な雰囲気に仕上げた。横開きドアを装着して価格を抑えたワゴンR、背が高く装備の充実するスペーシア、SUV風のハスラーと相まって、背の高い軽自動車の選択肢を広げている。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.157「2024軽自動車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/157/
MotorFan編集部
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