センバツ2023 「やしろがんばれ」 加東・園児ら手形の横断幕 /兵庫
18日に開幕するセンバツ高校野球に出場する社野球部を応援するため、近くの加東市立加東みらいこども園の4、5歳児116人が8、9日、横断幕を作った。 園児たちは出場校発表前の1月19日、園内で野球部員たちと野球ごっこやリレーで交流。出場が決まり、昨夏の甲子園出場時のように「横断幕をまた作らないと」と声を上げ、開幕前に完成させることにした。 横断幕は大小2種類があり、5歳児60人は1人1文字を担当して「ゆうしょうめざしてがんばれ」などのひらがな60字をつなぎ、その周りを4歳児56人が赤、青、黄緑の絵の具で手形を押し顔を描いた。小さい横断幕には5歳児の発案で「YH」の入った野球部のマークを真ん中に書いた。 横断幕は市民に見える園舎の外に掲げる予定で、昨夏は写真を撮る市民や関東から見に来た人もいたという。出井美穂園長は「『僕も社高校に入る』と話す子もいて、お兄ちゃんたちをとても身近に感じている。コロナ禍が続いただけに、出場で子どもたちは生き生きしている」と話した。【阿部浩之】 〔神戸版〕