”へそくり”平均額 過去最高の416万円
損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社は、全国の20~50代のサラリーマン世帯の主婦500名(各年代毎125名、平均年齢39.8歳)を対象に、「2013年夏のボーナスと家計の実態」をテーマとしたアンケートを実施(調査期間は2013年6月7日~12日)。調査によると、アベノミクス効果などによる景気回復などもあり、夏のボーナスの手取り平均は69.9万円で、過去最低だった昨年夏から8.8万円増となった。また、主婦の“へそくり”平均額は過去最高の416万円だった。 主婦の“へそくり”は、昨年夏と比較し、31.7万円増で調査開始以来、初めて400万円台となった。2005年は267.9万円だったが、8年で185.8万円増加したことになる。家計の現状について、「(家計が)苦しい」は59.6%から53.2%へ減少。「(家計が)楽である」も40.2%から46.8%になるなど、景気回復の傾向が家計をやり繰りする主婦にも実感となっているようだ。 一方で、家計においてアベノミクス効果が感じられるか、との質問に対し、「感じられない」と回答した割合は89.9%。ボーナス受給額が100万円以上あった世帯でも77.6%が、「感じられない」と回答した。その理由として、「生活に変化がないから」が207件と最も多く、収入、貯蓄などが増えて、支出を押さえていることなどが、こういった結果に表れていると言えるだろう。