杉田祐一が引退「幸せなプロ生活だった」 最高世界ランクは錦織圭らに次ぐ日本男子歴代3位<テニス>
杉田祐一
男子テニスで元世界ランク36位の杉田祐一の引退セレモニーが18日に行われた第38回テニス日本リーグの決勝後に行われ、杉田は「幸せなプロ生活だった」と語った。 【日本人歴代3位 杉田祐一、引退発表時の投稿】 35歳の杉田は2006年にプロ転向。2017年のアンタルヤ・オープン(トルコ/アンタルヤ、芝、ATP250)で日本人として史上3人目のATPツアーシングルス優勝を成し遂げた。 世界ランキングは2017年の10月に記録した36位が最高で、これはオープン化以降で錦織圭、西岡良仁に次ぐ日本人男子歴代3位の記録である。 その杉田は昨年7月に自身のSNSで現役生活に終止符を打つことを発表し、今後はジュニア選手の育成に携わるとした。 今回の日本リーグに杉田はイカイのメンバーとして名を連ね、準々決勝ではシングルス2に出場。レック興発の田口涼太郎に6-7 (6-8), 5-7のストレートで敗れた。 チームとしてイカイは決勝進出を果たしたものの、準決勝と決勝で杉田の出番はなく、田口戦が最後の試合となった。 なお、イカイは決勝で三菱電機に敗れ準優勝となっている。 大会後には今大会で現役生活の幕を閉じた杉田の引退セレモニーが行われ、杉田は想いを語った。 「本当に長い間、色々あったんですけれども、あっという間にプロ生活を終えることが出来て非常に幸せなプロ生活だったなと思っています。本当に支えてくれた皆さん、ここでは言えないくらいたくさんの方が私のテニス人生を作り上げてくださいました。素晴らしい…どうだろう…もっともっといけたかもしれないんですけど、ここまで自分を作り上げて成長させてくれた、サポートしてくれた皆様に本当に感謝したいと思います。本当にありがとうございます」 杉田自身はスピーチの中で自らのキャリアを「素晴らしい」と表現することをためらったが、会場から送られた大きな拍手が、杉田の残した功績がいかに大きなものだったかを表していた。 ・第38回テニス日本リーグ男子決勝 【三菱電機 3-0 イカイ】 S1 清水悠太 7-6 (7-4), 6-4 タイ=ソン・クフィアトコフスキ(アメリカ) S2 高橋悠介 6-1, 1-6, [17-15] 徳田廉大 D 福田健司/ 丹下将太 4-6, ret 今井慎太郎/ 柚木武
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