2年ぶり前の年度上回る約7430億円 岩手県の新年度当初予算要求の概要 震災対応分は最小規模
岩手県が12月に公表した新年度当初予算要求の概要によりますと、総額は7430億円余りで、2024年度当初予算を上回りました。 概要は各部局の予算要求をとりまとめたもので、一般会計の総額は7430億5700万円と、2024年度当初予算と比べて約108億円上回り、2年ぶりに増加しました。県によりますと、社会保障費や給与改定に伴う人件費の増加が要因だということです。 事業については人口減少対策の強化、GX(グリーントランスフォーメーション)の推進、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、安全・安心な地域づくりの4つの重点課題ごとに整理されています。例えば就職マッチングサイトの運営や移住支援金の支給などに約2億3000万円、温室効果ガス排出量削減に向けて県所有施設の太陽光発電新設や県民・事業者らの取り組み支援に合わせて約4億1800万円が要求されています。 一方、震災対応分は約299億円と、東日本大震災の発生以降、最少規模となりました。 県は今月の知事査定を経て、2月県議会に当初予算案を提案します。
IBC岩手放送